ライムジュースの歴史

『ライムジュースがイギリス海軍を救った』

　ライムジュースは17世紀から、イギリス海軍やイギリス東インド会社の船員達の健康を守り続けた。世界の海に乗り出して他国と覇権を競うようになると、長い船旅でのビタミンC不足による壊血病が深刻化する。イギリスの船乗り達を救ったのはライムである。

　何故レモンではなかったのか。イギリスの植民地がレモンよりもライムが入手しやすい地域であったからだと言われている。とくにカリブ海、イギリス領西インド諸島ではライムが豊富に採れた。

　ただし、柑橘類が壊血病に効果を上げる事は、1747年に海軍軍医が世界で初めて臨床実験をおこない、その効果を立証してみせた。その遥か昔、1614年、イギリス東インド会社の医務長官が壊血病対策として、柑橘類をすすめた。理由は解らない、医師としての直感か。

これにより、ライムジュースの開発そしてカクテルへの利用に繋がっていく、、、